最初のiPhone のトラブルは、発生時点でApple サポートセンターに電話をしたのですが、どうにもなりませでしたし、データ修復業者でも対応不能。
Appleサポートセンターの言うのには、処理中のどこかでで工場出荷状態にするかどうかを確認するステップが有ったとの事でしたが、私にはシステムが自動的に処理を進めた様にしか見えませんでした。
この辺が、利用者からすると大変怖い所です。
私がしたかった事は単純です。iPhone からwindowsパソコンに写真データを転送する事でしたが、その処理の直ぐ近くに利用者があまり居るとは思えない、工場出荷状態にしてしまうプロセスが存在した。
当時、インターネット上にはそれに類したトラブルが掲載されていたので、私だけの問題では無かった様です。
さて、これについてあなたは何を思いますか。
1. 利用者が、もうチョット慎重にデータ移管処理をすべきだった。
2. Appleは、もっと利用者に優しいシステムにすべきだ。
などなど、ではないでしょうか。
いずれももっともなこ事なのですが、チョット見方を変えてみてはどうでしょう。
最近の全ての電子機器について言える事ですが、このボタンを押したら結果はこうなると分かるようにはなってはいます。では、どの様な仕組みでそうなるのか、あるいはどの様なロジックでそうなるのか、は開示されていない。例えば、DOS/Vなどと言う言葉が使われていた時代のパソコンですと、この様なロジックでこの様な結果が出てくる、と言った事がある程度分かり安心感が有りました。少なくとも、私には。
言い方を変えると、インプットと途中の過程、そしてアウトプットが想像できた。一方、現在は途中経過はブラックボックス化されていて、うかがい知れない。その辺に怖さを感じます。
でも、最近はIoT(internet of things)が言われていて、家電や車などの生活用品がインターネットに接続されて、情報交換することにより相互に制御する様になるのだそうです。そうなると、発端は一つの事象であっても、次から次へとあたかもカスケードシャワーの様に反応が連鎖していき、発端がなんであったかも我々には分からない状況に陥るのではないか。そして、プロセスがわからないながら、次々と結果だけが現れる。その結果が、さらに次の連鎖につながって、繋がって・・・・・。
なんでも機械がやってくれて便利そうですが、どんな仕組みで、どの様なロジックで物同士が情報交換をして、その結果の処理をするのか。機械がその行為をするキッカケが何にで、それを踏まえた結果がこれ、と分からないで、結果を受け入れるって何か不気味ではないでしょうか。