「野菜から食べる」って、どんな効果があるのでしょうか。
体重はどうでしょうか。
実は、私は今まで野菜から食べる事で、体重が減少した、とズット思っていました。
私の体重は一番重い時で78kg位で、普通の状態で72kgでした。多少の変動は有りましたが、72kgが一つの壁でした。私の身長が175㎝ ですので、理想体重の66kgになりたいと思っていましたが、壁はなかなか超えられませんでした。で、現在の体重は、64〜65kg前後で落ち着いています。
実は、65才を過ぎた辺りから食生活に少しずつ変化が現れて来ました。
例えば、毎日のアルコールの量の変化です。1.8ℓ入りの焼酎を1週間で開けていたものが、数ヶ月間で開けるようになってきています。それは、ある時少しの量でも満足する自分が居る事に気がついたのが発端で、体調に変調をきたした訳では無いのですが。
それまでの自分と現在に自分の生活について、正確に比較できるのであれば明確なのですが、ジワジワと複合的に変化が起こり始めたようです。振り返って考えると、主な要因は野菜からたべる、よく噛んで食べる、お酒の消費量、などではないでしょうか。その結果、体重がジョジョに減り始めた。
人のからだには、色々な要素が関連します。食べる事だけではなく、呼吸、代謝や排泄などが複雑で巧妙に影響しあって、私達は生きています。従って、からだに変化が現れても、それを何か一つの要素だけで説明する事はとても難しいと思います。
例えば、「野菜からまず食べる」を実践したお陰で体重がみるみる減りました、というために数年間の私の体重変化を確認してみたのですが、それだけで減少したと言えるものは有りません。でも、72kgで足踏み状態が、今では64kg台である事は事実です。
あえてストーリーを作れば、「野菜からまず食べる」事によって、良く噛んで食べる様になり、少量でも満腹感が得られる様になった。それが日常の中で繰り返された結果、食べる量の減少、アルコール摂取量の減少となり、さらに繊維食品を摂取する事での通弁への良い効果、が複合的に作用して現在に状態になった、とは言えるかも知れません。
同じ理由で、ウォーキングをしたから痩せた、とはなかなか言い難い様に思います。人のからだはそれ程単純では無い、と思っています。
ただし、何もしなかったら変化は起きません。
からだに良いと思う事を何でも良いから、まず一つ始める。そうすると、当然ですが、なんらかの変化がからだ起こります。それは、目に見えない、直ぐには感じられないものでしよう。でも、そのうちにからだが新しい環境に順応して、もっと次の要求をします。その要求を素直に聞いて、反応する。その繰り返しではないでしょうか。