ウォーキング 13

今朝、ウォーキング をしていると、後ろから「おはよう」と声をかけられた。見ると、いつもの方で、軽快に遠ざかって行った。でも、いつもの足音では無い。

この男性とは、ウォーキングの途中でよくお会いする。Tシャツに短パンで軽快にジョギングをされていて、顔を合わせると朝の挨拶をする仲であるが、名前も、どこにお住まいなのか、どの位の距離を走っているのか、何も知らない。年齢は私と同年ぐらい、身長165センチ程度、痩せ型で締まった身体つきです。
無精な私がウォーキングをするとかなりの頻度でお会いするので、その男性は私よりも頻繁にジョギングをされているのだろうと思います。

2年ほど前までは、確かに良く出会ったのですが、足音はとても軽快でした。「その場で駆け足」の状態から、スッと前に進んで来たような、無理の無い走りで、乾いたタンタンと言う音が特徴の足音でした。

今朝の足音は、濡れた雑巾を地面に打ち付ける様で、湿った、足裏の前半分をチョット引きずっているイメージでした。この方は後ろから来られても、いつもは足音で分かるはずなんだけど。

実は、2年ほど前からしばらく見かけませんでした。
ある時、いつものジョギングの服装で、いつもの時間帯に、コンパクトな自転車に乗っているのに出会いました。そんな出会いが2、3回有った後で、今朝の足音です。

これからは、私の勝手な想像です。
今まで、かなりの頻度で、かなりの距離をジョギングされていたのでしょう。けして無理をされている走りでは無かった様に思いますが、どこか痛めてしまったので、ジョギングをあきらめた。股関節でしょうか、膝でしょうか、足底筋かな。でも、朝の気持ちの良い空気は忘れられず、自転車にしてみた。

朝のさわやかな中、いつもの服装、でも自転車。やっぱり、満足できずにいたが、チョット良くなったので、また走ってみようかなと。

今朝の遠ざかるふくらはぎは、気持ち細くなった様に見えました。

実は、ジョギングをされている方は他にもいました。
その方も、からだつきはどちらかといえば小柄で、ほぼ同年代。チョット顎が上がり気味の、苦しそうな走りが特徴。ある時、その方はウォーキングに切り替えた様でした。でも、しばらくしたら、また走っていました。

一概には言えませんが、ジョギングは、ウォーキングよりもかなりハードで、からだに負担がかかるエクササイズでは無いのでしょうか。走る楽しさを満喫していたのに、ある時からだに不具合が起こってしまった。仕方なく、ジョギングをやめたが、やはりもう一度走りたい。

早朝にお会いする、二人のジョガー(jogger)の、私の勝手な物語です。