ウォーキングで履く靴については、とても良い思い出があります。
靴は、ヒモで閉まりを調節できるタイプが良いでしょう。マジックテープ付きでも同じかも知れませんが、私は使用した事がありませんので、どの程度かわかりません。始めたばかりの時には、布製の運動靴タイプの物でしたが、ある時自分の足に合う靴を探そうと思いました。きっかけは、外反母趾です。
私の外反母趾については、Ida Rolfに直接指導を受けたと言うロルファーに見て頂いたところ、靴紐をきつく締めたことで、足の中間が両側から押さえられ、そのため足先の骨が広がりズレたのではないかとの事でした。別な数人のロルファーからは、私の関節はかなり柔らかいと言われてたので、原因はその辺に有るのかも知れません。
さて、ネットで見つけた靴屋さんには、シューフィッターがいて、アドバイスを受けられる、との事でした。
我孫子の天王台駅前にある、ブロック(Bloque)と言う靴屋さんです、障害を持った方への対応もされています。
もう、10年以上前の事です。
薄型のコピー機の様な装置に乗って、素足の撮影をしました。色々と話をお聞きして、その靴屋さんで開発したと言う、ウォーキング・シューズを選びました。
私の足にピッタリの靴を初めて手に入れた訳で、とても良い気分でした。
ところが、実際にウォーキングで使用したところ、ピッタリ過ぎたのかとても窮屈でしたので、その旨を靴屋さんにメールしました。当時のメールを捜しましたが、残念ながら保管期限が過ぎていましたので、私の記憶のみですが、「せっかくピッタリの靴を高いお金を出して購入したのに、合わなくて残念だ」、と言ったメールだったと思います。折り返し返事が来て、現物を持って店に来るようにとの事でした。
店長は伊藤さんと言う名前であったと思います。店には、新しい代わりの靴が用意されていました。私の足のデータが保存されていたので、新たに準備して頂いていたとの事でした。その様な対応は予想していませんでしたので、ビックリしましたし、とても嬉しかったです。
もちろん、代わりの新しい靴を頂いて帰りました。それから何年間かは、すり減った靴底を張り替え、張替えて大事に使いました。何度目かの張替えの時に、ついにもう底の張替えはできません、と言うわけでお役御免となりましたが、当初の経緯が有りますので処分できず、今でも保管しています。改めて見ると、本来の形を留めていない程のこなれ具合です。
今は、2代目の靴ですが、もちろんブロックで購入です。
その時は、店のオリジナルの開発は行わないとの事でしたので、今度はドイツ製の靴です。この靴も、一体何年履いているでしょうか。
今度の靴は、底がかなり柔らかなので頻繁に張替えが必要で、しかもかなり高価でした。
店長さんになんとかならないかと相談した所、もったいないので底を張り生えてしばらく使ってから、薄いラバーを貼ってはどうかとのアドバイスを頂きました。 そんな訳では、本来の靴底はそのままに、ラバーのかかと部分の張替え、底全面の張替えを交互に行なっており、今に至ります。値段も手頃で助かります。
参考資料 :
ブロック本店 – bloque ホームページ