筋膜 3

頭蓋骨はたくさんの骨の寄り集まりである。

分かりやすい例では、頭蓋骨を上から見たときに、前側部分と後側部分は冠状縫合で別れ、さらに後半分は矢状縫合により右半分、左半分に分かれる。この合わせ目(縫合)は、乳幼児期には緩やかに結合されているが、成人では骨化して結合し、ほんのわずかしかズレたりはしない。

同じ様に、上顎部分(上顎、鼻、頬骨の部分)もいくつかの骨の寄せ集まりであり、上顎は2本の前歯の間にある上顎間縫合で左右に分かれる。

さて、傷痕ケア・ワーク(Scar Tissue Work)で傷痕が周りの組織と馴染んで鼻の通りが良くなった後しばらくして、前歯の間に隙間ができている事に気が付いた。歯を磨いている時に何かが気になったので良く見ると前歯が左右に少し動いて隙間が広がっている。

スカーテイッシュ・ワークで鼻の通りが良くなったら、さらには縫合も緩んだのか?
ロルフィング®︎の威力はこんなにもすごいのか? それとも筋膜がすごいのか?

断定はできません。

でも、鏡の前で歯を磨くたびに隙間が見えて、悪い気はしません。