ウォーキングの科学 26

  • インターバル速歩 第2章

色々調べながら読む方式は、第1章のみにしようと思っていたが、2章を読み始めるとやはり気になる事が多い。

従って、2章もあれこれ調べ、整理しながら進めて行く。

[P.68] インターバル速歩群では、膝伸展筋力(大腿の前の筋力)・・・・・

膝屈曲筋 : 大腿四頭筋 (大腿直筋、内側広筋、外側広筋、中間広筋)

膝伸展筋 : ハムストリング (大腿二頭筋、半膜様筋、半腱様筋)

いずれも膝から骨盤までに有る筋肉です。

インターバル速歩の効果把握として、体力(持久力と筋力)向上、特に筋力増加の把握ですが、個人的にはふくらはぎの進化が著しく、見た目での変化が分かります。

第1章では、血流との関連でふくらはぎを取り上げていましたので、ふくらはぎでの変化比較を知りたいものです。

[P.68] 最高酸素消費量が10%向上した。ちょうど、体力年齢で10歳若返ったことになる。

まず、「体力年齢」とは何か。なんとなく分かる気はするが、明確な定義はあるのか?

スポーツ庁「体力・運動能力調査」の「調査の結果」の用語の解説には、『合計点及び体力年齢 「新体力テスト実施要項」の得点表等による』と書かれているが、「体力年齢」の説明はされていない。また、年度毎の報告書の「体力年齢の年度別比較」項には、「体力年齢と暦年齢の関係を、・・・」との書き出しであるが、定義には言及無し。

体力年齢 :  運動能力を実年齢と比較して出した数値。測定方法は種々あるが、一般に運動能力が高いと体力年齢は低くなる。(goo 辞書)

との事だが、これは同一年代の運動能力の平均的な値などをその年代の基準値として、ある人の能力数値がどの年代の基準と合っているのかで評価する、という事なのか。これ以上の事はまだ分かっていません。

似たような言葉に、「身体年齢」、「体内年齢」、「体年齢」などがある様です。

体内年齢 : 体組成と基礎代謝量の年齢傾向から、どの年齢に近いかを表す。 (タニタ)

さて、本来の疑問に戻ると、最高酸素消費量と体力年齢の関連が知りたい。最高酸素消費量の10%変動が体力年齢の10歳変動となる事の確認をしたい。

参考資料によると、厚生労働省から「健康のために維持すべき年代別VO2max目標値」が提示されているとの事である。残念ながら、参考資料に掲載されているデータが不鮮明で読み取りが十分できないが、20〜70歳を5歳毎に及び70歳以上についての最大酸素摂取量が男女別に提示されている。そこで、50-55歳男子の最高酸素消費量値の10%UPを計算すると、40-45歳の値に近い値となった、すなわち10歳若返った年代である事が確認できる。

サンプル確認程度で、それを基に全体を判断する事はできないが、ほぼそのような感じであると理解しておきます。

参考資料 :