ユキのお骨は、尻尾の先の小さな細い骨まで綺麗に残っていたので、骨が丈夫だったと言う事だろう。
先代のモンド(ゴールデンレッドリバー)の時から、通常のペット用粒状ご飯と共に煮干しを与えていた。松戸市の南部市場で乾物屋さんを見つけて、定期的に購入。従って、ペット用ではなく私たちが食べられる物です。人間が食べる物だから犬にとっても良いはずでしょう。
ある時、かかりつけの獣医さんが、犬も猫用の餌が良いと言っていた。理由はスッカリ忘れてしまったが、骨が丈夫になる意外にも、魚系の食事は良いのかも知れません。(単純に、猫は魚が好き、と言ったイメージで書いています。)
少なくとも、ユキの骨は綺麗に形が残り、従ってもろくボロボロではなかったと言える。
ただし一ヶ所、下顎の右側、頬の下辺りが崩れていた。関連する部分で、生前のユキの仕草で気になっていた事がある。散歩から帰ってくると、手足を拭いてあげるが、ある時に顎の周り、あるいは上下の歯茎周りも拭いてあげた。
当初はあまり明確な目的は無かったのだが、下顎の辺りを拭くと、顎を布に擦り付けてくる。何か、痒い所が有って、自分の手では掻ききれないから、布を持った私の手にその部分を擦り付けてくる様な感じ。
色々と試してみた。下顎の両脇(皮膚の外から、あるいは歯茎)、下顎の前歯と唇の間(普段はほとんど歯と唇が離れない歯茎部分をある程度強引に指をこじ入れて)、指を入れて、上下の歯茎の前から、横から、奥まで、など。どこが一番気になっているのかは、残念ながら教えてくれなかったので、こちらもかなりいい加減に、口の周り、歯茎などをマッサージ風にしてあげると、何か納得した風である。
単に好みの問題とも考えられるが、一つ疑っていたのは、歯槽膿漏なのではないかと。歯石は取った事が無かったので、黄色い歯石は結構付着していた。もろい骨の原因は歯槽膿漏ではなかったか、と疑っている。
ひるがえって、私の歯と歯茎はどんな感じか。3年前ぐらいに近所の歯医者でチェックしてもらったが、歯石はほとんど無し、ただし磨き不十分な場所が左下の歯の内側。自前の歯は親知らず以外は辛うじて揃っている。
前に、どこかで書いた様に思うが、歯間ブラシを使う様になってから、歯と歯茎に関しては状態は安定している様だ。
犬の場合、歯間ブラシが有るのか分からないが、私は歯石が溜まると口の中の感覚が悪くなる(もっと良い表現ができると良いのだが)。口の中の感覚がボンヤリした感じ、あるいは何かがかぶさっている感じになるので、同じ事ではないだろうか。
最も、歯石を取った時のスッキリ感を味わって、初めて言える事なのかも知れないが。歯石を取ってあげれば良かったかな、と今にして思う。