私にとって、サーバー移転のこの期間は何であったのか。
あらためて自分を見直すと、マニュアル通りに物事を運ばない、と言うより、運べない性格だとつくづく感じました。ネット上や各レンタル・サーバー屋さんのホームページには、サーバー移行に関する手続きやアドバイスが、山の様に有りました。特に、レンタル・サーバー屋さんは自分のサーバー環境に適した処理手順を掲載している訳ですが、読んでもスーとは頭に入らないし、その通りにできない。
思えば、会社勤めでも自分が物事を進める時は、既製の手順無視、自分の理解できる言葉で理解して、自分の感覚や組立に従って行っていた。そうする事で、さまざまな事を自分のものにして来ました。敷かれたレールをワザワザ外れないと、先に進めない性格の様でもあります。
今回も、手順は掲載されていても、自分が理解できる言葉で改めて質問してアドバイスを受けて、ようやく納得していた様に思います。
何社かのサポートデスクのお世話になったが、マニュアル通りの受け答えをして来たサーバー屋さんと、臨機応変に対応して来た会社が有りました。X server は、ある程度の検証をした上で回答してくれたところがあり、安心して作業を行う事ができた。もっとも、全てをオンブに抱っこ、で解決してくれる訳ではありませんが。
まだ生暖かい経験をブログに残しましたが、これから10年程度はサーバー移行などはしないでしょう。次回に読み直してどの様に思うのか、チョット楽しみではあります。
ネットに依存した生活は便利でこれからますます身近な存在となるのでしょう。
一方では、その仕組みやコンセプトはますます理解し難くなるでしょう。身近な存在ではあるが、一皮むいた内側は全くのブラックボックス。
自分の言葉に置き換えて理解する事が難しい世界の上に、私達の実生活が乗っかっている。そんな世の中を怖いとも思わない、感覚が麻痺した、あるいは感覚を麻痺させないと生きていけない、そう言う時代に突入して行くのでしょうか。